ノースカロライナ級
1936年、第2次ロンドン会議が開催され、1937年1月1日に解禁される新規建造戦艦の制限が協議されたが、排水量35,000t、主砲口径35.6�僂寮�で固まりつつあった。
しかし、日本が条約脱退を通告したため、1937年4月30日までに日本が条約参加への意思表示をしない場合は、制限を45,000t、40.6cm砲まで上方修正されることになった。
1937年1月2日、イギリスは解禁日の翌日に35,000t、35.6cm砲搭載の戦艦2隻を起工、これが後のキング・ジョージ�浩ぁ▲廛螢鵐后Ε�ブ・ウェッルズとなる。
アメリカは、新戦艦に35.6cm4連装砲搭載と40.6cm3連装砲搭載の両案を用意して、日本の出方を伺った。
日本の条約脱退が確定的になり、アメリカの新戦艦は40.6cm砲搭載として起工された。
アメリカ海軍は、軍縮条約直前のコロラド級建造の際、主砲を急遽35.6cm砲から40.6cm砲に変更したため、工事には非常な苦労を伴った。
その経験を踏まえ、主砲変更を前提とした設計がされていた。
35.6cm4連装砲塔は、40.6cm3連装砲塔との換装可能な寸法とされた。
ノースカロライナ級の主砲は、35.6cm4連装3基の計12門から、40.6cm3連装3基の計9門となった。
従来のアメリカ戦艦は、重防御ながら低速力という欠点があったが、ノースカロライナ級の速力は、28ノットというアメリカ戦艦としては空前の高速が計画されたため、馬力はコロラド級に比して4倍以上に増加された。
機関もコロラド級のターボ・エレクトリックから蒸気タービンとなっている。
アメリカ海軍は弩級艦時代に入り、戦艦の副砲は7.6cm砲であった最初の型のサウス・カロライナ級を除き、12.7cm砲の搭載を標準としていた。
海軍休日期における既存戦艦の改装で、一部の12.7cm砲を高角砲に換装、副砲は口径12.7cmの平射砲と高角砲の二本立てとなっていた。