【P49】
 後の大発動艇と小発動艇である。
 この2種類の上陸用舟艇こそ世界で初めて開発された実用的な上陸用舟艇であった。

【P50】
 アメリカは日本のこの独創的な上陸用舟艇に秘かに多大な関心を寄せていた。
 そして本艇に関する様々な情報を集め、本艇の構造と性能にXライターの構想を組み入れ、アメリカ独自の上陸用舟艇LCVP(Landing Craft,Vehicle.Personel=通称ヒギンスボート)を開発することになった。

【P74】
 ガりポリ上陸作戦を前にしてイギリスは陸海軍の共同研究の中で、急遽、専用の上陸作戦に使う舟艇の開発を進めることになった。
(中略)
 それは艀の船首部分を平板構造とし、この平板が海岸に座砂すると同時に前方に倒され、これを踏み台として乗っていた将兵が一斉に上陸することができるようになっていたことである。
(中略)
 この特設の上陸用舟艇は「Xライター」とよばれ、小数が試作され輸送船に搭載され実際の上陸が行なわれるガリポリ半島まで運ばれた。

【P217】
 両戦域でのLSTの損失は33隻に達し、30隻以上が大中破し戦場を離れている。
 そしてこれら損失と破壊の大半は日本の特攻機によるものであった。

【270】
 なお、これら完成した52隻の兵員専用輸送船で戦術の犠牲になった船は1隻も存在しない。