【P110】
 リビアとの国境方面に展開している部隊は、オコンネル中将指揮下の第7機甲師団に第4インド師団、ニュージーランド師団からなる西方砂漠部隊だけである。

【P125】
 司令部は緒戦の勝利で十分として、第4インド師団をスーダン方面に転用するために、引き抜いてしまった。

【P170】
 イギリス軍の戦力は兵員2万5千名、戦車はマチルダに新着のクルセーダーをあわせて200両、主力は第7機甲師団と第4インド師団に、これを支援する第4戦車旅団である。

【P172】
 太陽の中から、イギリス戦車のシルエットが浮かび上がる。
 敵は第4戦車旅団に支援された第4インド師団であった。
 バッハの陣地に正面攻撃を掛けたのはC中隊のマチルダ戦車で、その後からはインド兵を満載したトラックがつづく。

【P173】
 守り神の戦車を失ったインド兵は、射撃の的のようなものであった。
 機関砲の水兵射撃、機関銃火が雨あられと浴びせられ、彼らをずたずたに引き裂いた。

【P173】
 この日、イギリス軍は何度もハルハァヤ峠への攻撃をしかけてきた。
 第11インド旅団と第22近衛旅団の歩兵たちだ。

【P177】
 峠の陣前には第4インド師団が布陣し、彼らに圧力を掛けつづけて、背後からニュージーランド師団が襲い掛かった。

【P352】
 イギリス軍は南から北に南アフリカ第1歩兵(機械化)師団、主力の機甲打撃力の第22機甲旅団、第7機甲旅団および第7支援群、第4機甲旅団からなる第30軍団、ニュージーランド師団および第1機甲旅団、そして海岸を守る第4インド師団からなる第23軍団がならんでいた。

【P369】
 しかし、ロンメルはシディ・レゼーの戦いのあいだ、司令部をはなれて第175高地付近でニュージーランド軍との戦いに従事しており、ドイツ機甲部隊のこうむった大損害を知らなかった。

【P372】
 第15機甲師団の残余はシディ・オマールのインド第7歩兵旅団の陣地を攻撃したが、その戦力の半分を失って撃退された。
 (中略)
 アリエテ師団はエル・アブド道の途中、タイブ・エル・エセムで南アフリカ第1旅団とイギリス第4機甲旅団によって進撃をストップさせられ、国境の鉄条網にたどり着くことはできなかった。

【P373】
 25日にはニュージーランド第2師団がシディ・レゼー南方にあらわれ、ドイツ・アフリカ軍団を圧迫した。
 ニュージーランド部隊はシディ・レゼー北方のベル・ハメッドを奪取し、トブルクと指呼の間に迫った。

【P374】
 26日、ニュージーランド部隊と連絡をつけるため、トブルク守備隊が防衛線から南東方向へ攻撃を開始した。
 守備隊はエド・ドゥダに到達し、ニュージーランド部隊とのあいだに細い連絡回廊をつくることに成功した。
 (中略)
 サルーム南方をうろついていた第21機甲師団は、サルーム周辺の地雷原を突破し、カプッツォ砦付近でニュージーランド第5歩兵旅団を撃破し、バルディアで第15機甲師団と合流した。

【P375】
 しかし、27日早朝、第8戦車連隊がシディ・アゼイズのニュージーランド第5歩兵旅団司令部を奇襲して、旅団長はじめ将兵800名を捕虜にし、火砲6門と大量の物資を捕獲すると、ロンメルはこの方面での戦闘に満足し、サルーム戦線をはなれることを決めた。

【P376】
 ロンメルは不撓不屈の精神を発揮して、敗北を勝利にかえる方策を考え出した。
 「シディ・レゼーに布陣し、トブルク守備隊と連絡するニュージーランド第2師団を撃滅する」
 (中略)
 それによれば、第15機甲師団はニュージーランド師団を南西から、シディ・レゼーからエド・ドゥダに向けトブルク方向に圧迫、第21機甲師団は東北から、サーフランからベル・ハメッドに向け、やはりトブルク方向に圧迫、その間、アリエテ師団は南方を警戒するというものであった。
 ロンメルは、これではニュージーランド師団をトブルクに追い込むだけと考え、この計画に反対した。
 「ニュージーランド第2師団は、なんとしても開豁(かつ)地で撃滅しなければならない。けっしてトブルク要塞に追い込んではならない!」
 このため第15機甲師団はシディ・レゼー南方をまわりこみ、エド・ドゥダを南西から攻撃して、ニュージーランド師団とトブルク守備隊を切断するよう攻撃することになった。

【P378】
 そのうえ、第21機甲師団のラーフェンシュタイン将軍は、ニュージーランド部隊の戦線に突入して捕虜となってしまった。
 (中略)
 トブルク守備隊は相変わらず包囲されており、連絡をつけたはずのニュージーランド師団も、ドイツ機甲部隊に包囲されていた。
 トブルク包囲のドイツ/イタリア軍の包囲環は薄っぺらな環にすぎず、南からはイギリスの機甲部隊が圧迫をつづけ、包囲されたトブルク守備隊、ニュージーランド師団も、まだあなどれない戦力を保っていた。