【P26】
夜になって、「やあ、すまんすまん」と、いきなりドアをあけて入ってくるような錯覚をおぼえたことが幾度あったろう。

【P27】(前略)やがては亡き戦友の亡霊の幻覚さえ見るようになる。

【P30】
 その反面、疲労困憊のため、またまた幻覚が現れるようになってきたが、文字どおり闘志でがんばった。

【P49】
この艇はただ一機の「K3」と称し、翼端フロートが離水後にはね上がる構造になっている飛行艇で、速力も五ノットは速くなっている機体であった。

【P95】
 私たちの兵舎でも、さきに特攻で戦死した同期の者が、夜ごと現れるという風聞がながれ出していた。それは灯火管制下の深夜の各部屋を、つぎつぎとめぐり現れるとのことだった。

【P99】
八〇一空搭乗員